婚活落ち武者見聞録

日々婚活について感じること呟きます。

"婚活"という不毛な活動を8年以上続けてた男の末路

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はじめまして。Tak Ono (35)です。Hatena Blog初心者ですが、自己紹介を兼ねて一番最初はこの話題に決めました。これといって趣味の無い私はかれこれ10年近く"婚活"というクソゲーに課金し続けてきました。


恐らく今まで500万以上は婚活関連で使っていると思います。そして今私の手元には何も残っていません。楽しかった"思い出"すらもありません。あるのはただひたすらパーティに通いつめ"ガチャ"を繰り返した不毛な日々です。"将来後悔をしないために"とパーティに通い続けた日々はいつのまにか私を"婚活が趣味のつまらない男"へと変えていました。

 

婚活市場には業界の"養分"と呼ばれる私のような男性が数多くいます。
顔の無い彼らは一抹の希望を胸に安月給から婚活費用を捻出しては業界に搾取され続けています。「宝くじが馬鹿の税金」とはよく言ったものですが、「婚活費用は非モテの税金」といったところでしょうか。私たち"恋愛弱者"をカモにし搾取し続けるこの業界が私は大嫌いですが、皮肉なことに彼ら無しでは女性と出会うことすらできないのです。

 

ここまで恨み辛みばかり書いてきましたが、モテない男性だけがこの業界の被害者だというつもりはありません。(費用的な面で言えば一理あるかもしれませんが。。)かくいう私も数少ないながら女性からアプローチされたことがあります。ですが、辛いながらも私は数多くの女性が私にしてきた"仕打ち"をその女性にしてしまいました。そう。これは誰が悪いわけではなく、仕方がないのです。興味の無い相手には思わせぶりな態度を取らないことが優しさであり、初対面の相手ならなおさらです。ただ、好意を見て見ぬふりをすることは自分がそうされるよりも辛く、これを繰り返していくと"心"が段々と消耗していきます。お金と時間を使って週末に自ら辛い思いをしに行くというドMな行為を繰り返し、止めたくても他に趣味も無く暇な時間に辟易して結局またパーティに繰り出すという悪循環から抜け出せなくなっていました。

 

大学進学を機に上京してから十数年が経過したとき、とうとう私は鬱になりました。以前は楽しみにしていた週末も息苦しくなり、会社でもあまり人と話さない私は気づけば自分の居場所を失っていました。いや、社会のどこにも見つけることができなかったのです。仕事を辞め故郷の北海道へと逃げ帰ってきたのが3年前のことです。

 

"婚活"という言葉が市民権を得てからもう20年は経ったでしょうか。婚活サービスは多様になり、業者も飛躍的に増えました。彼らのサービスのおかげで、今までは袖振り合う中でしか選べなかった相手も格段に出会いの幅は広がったように思います。ですが、依然として上昇し続ける未婚率を鑑みると果たして婚活サービスは私たち独身を幸せにしたのでしょうか。もちろんこのようなサービスを利用し幸せになられた方々が一定数いらっしゃるのは事実です。が、私のような"恋愛負け組"がこの業界を支えているのも紛れもない事実なのです。